国土交通省 NETIS 登録商品 OK-170002-VR 土壌侵食防止技術「BSC 工法」土壌藻類で表面侵食防止
 植生侵入促進を図る「BSC 工法」

BSC工法の活用事例

近年SDGsへの取組みなど自然環境保全が事業者の責務となっています。そんな時代だからこそBSC工法の特徴が役立ちます。その様々な施工事例をご紹介します。

ケース別BSC工法事例

全国各地での施工例

  • 施工事例 1北海道 道北地域での施工例

    • 2017年7月(施工前)
    • 2019年9月(施工24ヶ月後)

    緑化草種が繁茂しにくい寒冷地における法面対策として施工 ※寒冷地では、積雪前にBSCを形成させることが重要

  • 施工事例 2秋田県 (林道工事)

    • 2019年5月(施工前)
    • 施工6カ月後

    礫が多くガレており、平坦な法面整形が難しくシート張等が困難な切土面において実施 ※植生シートなどを張ることが難しい斜面に適用

自然公園での施工例

  • 施工事例 3やんばる国立公園内:沖縄県(効果検証試験)

    • 2016年10月(施工時)
    • 2018年6月(施工1年8ヶ月後)

    国立公園内での法面対策として、外来種を入れない、無種子での自然侵入促進工として施工 ※未施工箇所は その後再崩壊

多様な条件への対応例

  • 施工事例 4火山灰由来の土質:九州南部(シラス)

    有機物が少なく侵食されやすいシラス(特殊土壌)における自然な法面侵食防止工として施工 ※未施工箇所は1ヶ月未満でリル侵食発生

他工法との組み合わせ例

  • 施工事例 5植生シートの補修例:沖縄県

    • 2018年3月末(施工直前)
    • 2018年5月(施工後2ヶ月)

    植生シート工施工後の、生育不良箇所の補修工として施工 ※そのまま上から施工

  • ※BSCを構成する藻類は植物なので、通常緑化できないような基盤条件下(強い乾燥・水分過多等)では、BSCの形成も困難です。
    ※自然侵入促進工のため、その後の植生の侵入・発達状況は、基盤条件のほか、周辺の植生や天候・時期など環境条件に影響されます。

数字で見るBSC工法の効果

SDGsなど、世界中で環境保護が叫ばれ、人々の関心も年々多くなってきています。そんな時代だからこそ、BSC工法の特徴が役立ちます。そのさまざまな施工事例をご紹介します。

土壌別侵食削減効果

  • 国頭マージ

  • ジャーガル

  • 島尻マージ
    (沖縄島)

  • 島尻マージ
    (石垣島)

※小島累・大澤和敏・松浦麻希・藤澤久子・冨坂峰人・松井宏之:沖縄地方の土壌を対象とした藻菌類の被覆による侵食抑制対策の評価、平成30年農業農村工学会大会講演会、ポスター発表、7-41(P)、2018より